たぶんオーライ

さて、ウダウダしている間に1週間過ぎてしまいました。
先週月曜日に再会したヨシトさんのお話をしないといけないですね。

ヨシトさんとは、2月・6月に続いて3度目の密会です。

取引先との打ち合わせの後、直帰できるとのことで、5時に待ち合わせ。
前回6月は梅田でしたが、今回は最初に会った2月と同じく上本町にて。

って、過去Log見たら、2月は上本町って明言してなかったですね。ｗ

梅田・京橋が多かったので、久しぶりの上本町です。
ていうか、2月にヨシトさんと会って以来ですね。

実は、当日の14時過ぎにヨシトさんから

「ちゃんと5時に遅れずに行きますね。楽しみにしてます！」

というメールが来たのです。

「実は・・・生理来そうやねん。お茶だけになっちゃうかも。それでもいい？」

私のカラダの状況を包み隠さずお知らせしておきました。

「気にしないで～。ゆっくりお茶できればいいよ～」

という優しいお返事が返って来ました。
まぁ・・・内心「え！？できへんのか！？」と思ってたでしょうねｗ

結果は既に言っちゃってるのでご存知の通り、ギリギリセーフだったんですけどね。

予告通り、待ち合わせ時間の17時になる少し前に、ヨシトさんはスーツ姿のままで
やって来ました。

「お久しぶり～」
「久しぶり～～元気やったぁ？お仕事帰りやね、お疲れさん」
「でもまあ、今日は朝から取引先を回ってたから、あんまり仕事してへんかも(笑)
　　お昼からは行った先でずっと缶詰で打ち合わせしてたけどね」
「それに、まだ月曜日やし、週末より元気やんね。土日はゆっくりしてたん？」
「うんうん、そやな。週明けやし、まだ死にそうになってへんし(笑)」

近鉄百貨店のショーウィンドウの前で、他愛のない再会話をする二人です。

「お茶行きます？って、前と同じとこやけど」
「え・・・っと、あぁ～～～～・・・っと、あんね・・・・」
「ん？何？どうかした？？」

キョトンとした顔のヨシトさんに向かって、右手を口に寄せ、左手で手招きをして
ヒソヒソ話を持ちかける私でした。

「あんね・・・まだ・・・来てないねやんか・・・」

背を丸めて首を傾げて耳を私の口元へ寄せているヨシトさんは、チラッと
目線を私の方へやり、「あぁ」と相鎚を打つように軽く首を振るのでした。

「だから・・・すぐ行かへん？」

ヨシトさんの耳元から私が顔を離すと、彼はそのままゆっくりと顔を上げて
私を見つめながら応えるのです。

「おっけぃ・・・じゃ、行きますか」
「ん・・・」

再会して5分も経たないうちに、二人の足はホテルへ向かっていました。

再会の緊張がまだ解けないまま、不自然な距離を開けないようにヨシトさんの
横を歩きながら、いつしかスッと彼の左の肘に右手を添えていました。

「ここでいい？」
「いいよ・・・前と同じとこやんね」

2月に初めて会ったときに訪れたホテルの入り口へと足早に滑り込みました。

フロントのパネルで「空室」表示になっているのは3室でした。
夕暮れ時だというのに、ほぼ満室なのです。
みなさんお仕事帰りですかね？それとも、お昼間から会ってて、そろそろ
部屋を発つイケナイ関係？
どんな人たちにしろ、みんな頑張っているんですね！

「どの部屋がいい？」
「どこでもいいよ、ここキレイやし・・・これでいい？」
「ん、いいよ」

ヨシトさんの同意をもらうと同時に、パネルのボタンを押し、ジジ…ジジジ～と
プリントアウトされる室票を手にして、エレベーターへ乗り込んだのでした。

上へ登るエレベーターの中、

「・・・ふうぅぅ～～～～」

と深呼吸をするヨシトさん。

「・・んふふっ・・・緊張するね・・・私も緊張してる・・・」

何度目の再会であっても、部屋へ向かうまでのドキドキはなくなりません。
この高まりがないと、部屋の中での出来事も盛り上がらないのかもしれませんね。

目的のフロアに止まったエレベーターを降り、二人だけの時間をしばし与えてくれる
部屋の前に辿り着くと、ドアをヨシトさんが開けて先に私を通すと、続いて彼も
足を踏み入れ、カチャリと鍵をかけたのでした。

－－－－－（　つ　づ　く　）－－－－－

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